寝違えで悩みを
抱えている方へ
眠りから覚めたときに、首から肩にかけての痛みが出ることがあります。
この症状の多くは、いわゆる「寝違え」と呼ばれるものです。
寝ている間に首の組織に負担がかかることが主な原因となり、誰にでも起こり得ます。
しかし、年に何十回も頻発するものではありません。
そのため、何度も寝違えを繰り返すという方は、筋力の低下や血行不良など、身体にトラブルを抱えている可能性があります。
寝違えが起こる原因を知り、対策を立てましょう。
こちらでは、寝違えの主な原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みはありませんか?
- 枕を変えてからよく寝違える
- 寝違えのせいでベッドから起き上がれない
- 頭を後ろに反らすと強い痛みが出る
- 寝違えを起こしたため首がこわばっている
寝違えの症状と原因
このような原因に心当たりはありませんか
寝違えが起こると首を思うように動かせず、日常生活にも支障が生じてしまうことがあります。
寝違えは誰にでも起こる可能性があり、その頻度は人それぞれです。
しかし、毎月のように寝違えている方は、外部的な要因だけでなく、身体に何かしらの問題を抱えている場合があります。
寝違えを何度も繰り返すという方は、次のような原因に心当たりがないか確認してみましょう。
寝違えの主な原因
寝違えの主な原因には、次のようなことが挙げられます。
◇身体的な要因
寝違えが起こったとき、次のような身体的要因が関係している可能性があります。
・不良姿勢
寝ているとき、無意識のうちに首に負担をかける姿勢を取ってしまうことがあります。
また、猫背などの不良姿勢によって日頃から筋肉が硬くなっていると、寝違えのリスクが高まります。
・筋力の低下
寝ているときも、首は頭を支えています。
首の筋力が低下していると、重い頭を支えるだけでも大きな負担がかかり、寝違えが起きやすくなります。
・血行不良
身体が冷えていると血行が悪くなります。
血行が悪い状態が続くと筋肉が硬くなりやすいため、寝違えにつながる可能性があります。
・疲れ
日常的な疲れも寝違えに関係しています。
疲れが溜まりすぎていると身体の持つ自然治癒力の働きが衰え、首の組織の修復も遅れてしまうことが考えられます。
その状態が続くと損傷のスピードに修復が追いつかず、ふとしたことがきっかけとなって寝違えてしまうことがあります。
また、前日に普段しないような激しい運動をした場合、首の組織がすでに傷ついており、寝ている間に損傷が広がって寝違えのような症状として現れることもあります。
◇外的な要因
寝違えの発症は、寝ている環境に左右されることもあります。
・高さの合わない枕
枕は、寝ている間に首にかかる負担を分散してくれるアイテムです。
ですが、枕の高さが合っていないと正しく首を支えられず、寝ている間も負担がかかることで、寝違えの発症につながります。
・ベッド以外の場所での睡眠
こたつやソファーなどで、ついつい寝入ってしまった経験はないでしょうか。
私たちは就寝時に寝返りを打つことで、身体にかかる負担を分散させています。
しかし、こたつやソファーで寝てしまうと、寝返りを打つことが困難になります。
また、首に負担がかかる姿勢のままベッド以外の場所で寝入ってしまうと、寝返りを打てないために寝違えを起こすリスクが高まります。
寝違えの主な症状
寝違えは、首から肩にかけての筋肉や靭帯が炎症を起こしている状態のことです。
寝違えの主な症状は、急性期と慢性期で異なります。
◇急性期
急性期は、発症してまもない時期です。
患部では炎症反応が強いため、鋭い痛みがみられます。
・じっとしていても痛む
寝違えを発症した直後は、じっとしていても痛みが出ることがあります。
それは、頭の重みを支えるために首に負担がかかっているためです。
・上を向くことがつらい
上を向くと、頭の重心が後ろに移動します。
すると、首の筋肉が引き伸ばされてしまうため、強い痛みが出ることがあります。
また、寝違えの症状は人それぞれですので、横を向くことがつらく感じる方もいらっしゃいます。
・しびれの症状
寝違えの多くは、炎症反応を伴います。
炎症によって首を通る神経が圧迫されると、腕や手先がピリピリとしびれることがあります。
◇慢性期
慢性期は、発症からしばらく経った時期です。
徐々に鈍い痛みへと変化していきます。
・首や肩が重だるい
寝違えの鋭い痛みがある時期は、痛みのあまり首や肩の筋肉に力が入っています。
そのため、鋭い痛みが改善したあとは、首や肩の筋肉に疲労が残り、重だるさを感じることがあります。
・首にこわばりが残る
寝違えの痛みが強いと、首をしばらく動かすことができません。
その状態で数日過ごすと組織にこわばりが残り、首の動かしにくさを感じます。
特に、顔を上に向けづらくなることがあります。
寝違えと似た病気
寝違えは、数日〜1週間程度で改善していくことが一般的です。
しかし、上記の期間を超えても改善しない場合は、別の病気が疑われます。
寝違えとよく似た症状が現れる病気をご紹介します。
◇頚椎椎間板ヘルニア
頚椎にある椎間板という組織が飛び出す病気です。
飛び出た椎間板の一部が神経を圧迫すると、痛みやしびれが現れます。
◇髄膜炎
髄膜炎は、脳や脊髄を覆っている髄膜の部分に起こる炎症のことです。
髄膜炎の特徴的な症状は首に痛みが出て硬くなり、前のほうに曲げられなくなることです。
また、首の痛みが現れる前に発熱や頭痛、嘔吐といったような症状が出る場合もあります。
寝違えの症状を改善に導く方法
寝違えたときは、RICE処置を講じましょう
寝違えは、急性症状の一種です。
突然症状が現れますが、多くの場合時間の経過とともに症状は落ち着いてきます。
しかし、休むべき期間に無理をしてしまうと回復が遅れることがあります。
早く寝違えから回復するためには、どのように対処すればよいのか詳しくみていきましょう。
日常生活でおこなえる予防法も併せてご紹介します。
寝違えの対処法
寝違えは、突然起こるものです。
そのような急性の症状には、スポーツの現場でも実践されている「RICE処置」という4つの応急処置で対処しましょう。
RICE処置とは、Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字から名付けられたものです。
・Rest(安静)
まずは首の安静を第一に考えましょう。
首を無理に動かしてしまうと炎症が広がり、さらに痛みが増す可能性があります。
首に負担のかからない状態で様子をみましょう。
首を回したり、マッサージ・ストレッチしたりすることは、発症直後は避けてください。
どうしても痛みが強い場合は、痛み止めを使用することも良いでしょう。
しかし、根本的な解決はできていませんので、痛み止めを飲んだからといって無理をしてはいけません。
・Icing(冷却)
炎症反応を落ち着かせるために、氷水を入れたビニール袋や冷湿布などで首元を冷やします。
冷やすと毛細血管が収縮しますので、腫れの広がりを抑えられます。
冷却をおこなう際には必ずタオルを当て、直接触れないようにしましょう。
凍ったものを長時間皮膚に当て続けてしまうと、凍傷になる可能性があるためです。
冷却時間は、1回15分程度が目安となります。
・Compression(圧迫)
テーピングで首の筋肉の動きをサポートします。
首の後ろにある僧帽筋に沿って、クロスするように逆の肩の先まで左右X字になるようテーピングをします。
しかし、テーピングで強く引っ張りすぎてしまうと、さらに損傷が広がる場合があります。
自己流のテーピングでは効果が得られない可能性がありますので、医療機関や整骨院でテーピングしてもらうことがおすすめです。
・Elevation(挙上)
首を心臓よりも高い位置で保ち、余計な血液やリンパ液が首に溜まることを防ぎます。
座っている姿勢を取ると溜まりにくくなりますが、首が安定しにくい状態となっており、痛みが出る可能性があります。
痛みが強い場合は心臓がある左側を下にし、クッションなどで首と頭を支えて横になりましょう。
寝違えの予防法
寝違えを何度も繰り返す方は、次のような予防法を実践してみましょう。
◇首の筋肉を鍛える
寝違えを何度も繰り返すという方は、首の筋力が弱っている可能性があります。
首の代表的な筋肉は、胸鎖乳突筋と僧帽筋です。
胸鎖乳突筋は鎖骨から耳のあたりにまでつながっており、横を向く動作に関わっています。
胸鎖乳突筋を鍛えることで、首が安定しやすくなります。
僧帽筋は、首の横から後ろを支える非常に大きな筋肉として知られています。
僧帽筋を鍛えると、首の土台となる肩関節や肩甲骨の動きも安定します。
◇首のストレッチをおこなう
首の柔軟性が低下していますと、寝違えが起きやすくなります。
日頃から首のストレッチをおこない、柔軟性を維持しておくことが大切です。
しかし、首はデリケートな組織ですので、激しい運動はかえって首に負担をかけてしまいます。
まずは、前後左右にゆっくり傾けるストレッチを、時間があるときに取り入れてみましょう。
◇正しい姿勢を心がける
首は、重い頭を起きているときも寝ているときも支え続けています。
そのため、猫背のような悪い姿勢になっていると首に大きな負担がかかり、寝違えが起こるリスクが高まります。
特に、長時間のデスクワークや運転によって姿勢が悪くなっている方が多くいらっしゃいます。
座るときは骨盤を立て、背筋を伸ばすことを意識しましょう。
また、1時間に1回程度、背伸びをして姿勢をリセットすることも大切です。
◇睡眠環境を見直す
睡眠環境の悪さが寝違えをもたらしている可能性があります。
使っている寝具が身体に合っているかどうか、一度確認してみましょう。
枕は、マットレスと首の間にできる隙間を埋める程度の厚みのものが理想的だといわれています。
寝ているときによく身体が動くという方は、頭が枕からはみ出さないように、長めの幅の枕を使いましょう。
また、こたつやソファーで寝入ってしまうという方は、眠気を感じ始めたら、早めに寝室に移動するようにしましょう。
うさぎ鍼灸整骨院の
【寝違え】アプローチ方法
当院での施術・アプローチ方法をご覧ください。
施術方法
筋肉は、長時間の同じ姿勢や同じ動きの繰り返しにより疲労物質が溜まり、硬くなっていってしまいます。
また、冷えや筋力不足による血行不良でも硬くなっていってしまいます。
そのような状態のまま、床やソファー、車の中などの首に負担のかかる場所で寝ることで、眠りから覚めた時に痛みによって首が動かせなくなってしまう方が多くいます。
また、枕や布団がご自身の身体に合っていない場合にも、寝違えが起こってしまうことがあります。
それ以外にも、急に首を振り向く動きや運動時のふとした動きによって首に痛みが走り、動かせなくなってしまうこともあります(寝違え様症状)。
そのような方に対して当院では、まずカウンセリング(いつ、何をして、どこを痛めたか、可動域の確認など)にてお身体の状態を把握させていただきます。
施術は主に、患部周辺の硬くなってしまった筋肉をマッサージやストレッチにて緩めていきます。
症状の度合いによっては、患部の炎症を抑えるためのアイシングもおこないます。
また、鍼施術を併用することで深部の筋肉にもアプローチできるため、より症状の緩和が期待できます。
普段あまり運動をされていない方や運動をする時間がない方に対しても、自宅で簡単にできる体操やストレッチの指導もおこなっており、その場での症状改善はもちろんのこと、今後ならないための予防策やアフターフォローのお手伝いもしっかりとさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
著者 Writer
- 岩上 正宏
- 生年月日:3月2日
血液型:A型
出身:埼玉県
趣味:ツーリング ドライブ 楽器演奏
得意な施術:整顔造顔矯正 美顔鍼
ひとこと:あなたの美へのこだわり共有させて下さい。
時には優しく、時には厳しく、一緒に頑張りましょう。
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