顔のゆがみ・たるみ・シワ

鏡をみていると、顔のゆがみ・たるみ・シミが気になることがありませんか。

スキンケアをしているつもりなのに、顔のゆがみ・たるみ・シミが現れることがあります。

それは、噛み方のくせや身体のゆがみ、筋肉の硬さなど、ライフスタイルや身体に問題があるためかもしれません。

顔のゆがみ・たるみ・シミは、自然に回復していく可能性は低いと考えられるため、症状が悪化する前に対処することが大切です。

顔のゆがみ・たるみ・シミをもたらす原因について詳しくみていきましょう。

顔のゆがみ・たるみの原因としては、次のような内容が考えられます。

◇噛み方のくせ

普段、食事をするときにどこで噛んでいるでしょうか。
噛み方のくせは無意識となっていることも多く、ご自身では自覚しにくいものです。

食事の際に、左右の噛み方に差があると左右の筋肉のバランスが崩れやすくなり、顔が非対称になることがあります。

◇身体のゆがみ

猫背や巻き肩といった身体のゆがみによって、顎が前に突き出た状態になりやすくなります。
その状態で食事をしていると、顎関節や顎まわりの筋肉に負担がかかり、顔がゆがんだような印象になることがあります。

◇首や肩のこり

首や肩がこっている状態では、顎の下についている広頚筋は常に緊張した状態になってしまいます。
顔の前面が引き下げられた状態になるため、頬から顎にかけてたるんだ印象を与えます。

◇筋肉の硬さ

硬くなった筋肉は骨を引っ張り、ゆがませてしまうことがあります。
骨の上にある皮膚にも力が加わりますので、ゆがみやたるみを招くといわれています。
また、筋肉が硬直すると血液やリンパ液の流れも阻害されるため、余計な水分が溜まりやすくなり、むくんだような印象となります。

◇リンパの流れの悪さ

筋肉の硬直や冷えによる血行不良で、リンパ液の流れも悪くなります。
すると顔に余計な水分や老廃物質がたまり、むくみにつながることがあります。
このとき、深層にある筋肉が硬直していると、むくみによる肌の重みで引っ張られ、顔がたるんでしまいます。

顔のシワの原因としては、次のような内容が考えられます。

◇顔の筋力の衰え

ほうれい線のようなくっきりとしたシワは、顔の筋力の衰えによって、肌が重力に負けて下がることが原因だと考えられます。

◇顔のゆがみ

顔がゆがむと頬骨の位置が変わり、ほうれい線ができやすくなると考えられています。
また、額のシワも、顔のゆがみによって額がどんどん前に出てくることが原因だといわれています。

◇加齢による組織の変性

年齢を重ねるにつれて、肌は老化していくものです。
肌の真皮層には、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの成分があります。
これらは、肌の弾力性を維持する上で欠かせないものです。

しかし、年齢とともに生成量は減少することが考えられます。
肌の弾力を保つ細胞が減るために張りが失われていき、シワができやすくなります。

また、肌表面にできる小ジワは、加齢などによる表皮層の機能低下によって、ターンオーバーが乱れ、乾燥することが主な原因となります。

◇紫外線によるダメージ

肌の老化は、紫外線によるダメージによって進むといわれています。
特に、紫外線に含まれるUVA波は、肌の真皮層にまで到達する性質があります。

UVA波が、肌の張りに関わるコラーゲンやエラスチンといった組織を破壊すると、徐々にダメージを受け、シワになってしまいます。
UVA波は1年中降り注いでおり、雲やガラスさえも通り抜ける性質があるため、UVケアが不足しているとシワになりやすいといわれています。

顔のゆがみ・たるみ・シワのお悩みは、第一印象に影響を与えるため、早めの対処がよいでしょう。

ですが、肌は非常にデリケートな部位になりますので、我流の対処では悪化することもあります。

肌を強く擦ったり揉んだりすると、肌のダメージが増えてしまいます。
そのような肌に負担を与えるマッサージは避けましょう。

どのような対処法を講じるかは、慎重な判断が必要です。

こちらでは、ご自宅でおこなえる顔のゆがみ・たるみ・シワへの対処法・予防法について詳しくみてみましょう。

顔のゆがみ・たるみが気になり始めたら、次のような対処法を実践しましょう。

◇噛み方のくせを改善する

ご自身の噛みぐせを知るためには、おせんべいなど少し硬いものを噛んでみましょう。
このとき、左右どちらかの歯で頻繁に噛んでいる場合、噛み方のくせがある可能性が高いです。

片噛みをするくせが付いている方は、ガムやするめなど噛みごたえのある食べ物を、噛んでいない方の歯で噛むようにするとバランスが整いやすくなります。

◇首や肩のストレッチ

顔のゆがみ・たるみは、首や肩の筋肉が硬直していることも要因の1つとなります。
首や肩のストレッチをおこない、筋肉をほぐしておきましょう。

デスクワークや運転などで長時間座り続けている方は、特に首や肩の筋肉が硬くなりやすいため、こまめに休憩を挟み、筋肉を動かすことが大切です。

◇リンパをマッサージする

リンパの流れが滞っていると、たるみが目立ちやすくなります。
リンパの流れに沿って、優しく肌をマッサージしましょう。
肌のダメージを抑えるために、滑りを良くするマッサージオイルを使ってください。

顔のシワの悪化を防ぐために、次のような対処法を実践しましょう。

◇保湿する

顔のシワは、乾燥によってより目立ちやすくなります。
肌を保湿するためには化粧水を塗るだけでなく、その上からクリームで水分が蒸発しないように保護することが大切です。

◇顔の筋肉を鍛える

顔の筋肉が衰えていると、重力に負けてシワが目立ちやすくなります。
顔の筋肉を鍛えるには、変顔トレーニングが効果的です。

舌を出したり、口をすぼめたり、鼻の下を伸ばしたりとさまざまな表情をつくり、普段使っていない筋肉を刺激しましょう。

顔のゆがみ・たるみを防ぐために、次のような内容を日頃から実践しましょう。

◇姿勢を正す

姿勢の悪さが、顔のゆがみ・たるみの原因となることがあります。
普段から正しい姿勢を心がけることが大切です。

また、頬杖といったくせも、顔を左右非対称にゆがませる場合があります。
くせを正すのには時間がかかりますが、まずは1週間、意識して姿勢を正してみましょう。

◇噛み方のくせをつけない

噛み方のくせは、顔のゆがみの一因です。
左右バランス良く意識して噛むことが大切です。
習慣づけるためには、ガムなどを口に含み、右の奥でまずは5回噛み、次は左の奥で5回噛みます。

この噛み方を何度も続けていくことで、食事のときも左右の顎を均等に使って食べやすくなります。

顔のシワを予防するためには、次のようなことを心がけましょう。

◇UVケアをおこなう

紫外線によるダメージは肌の老化を早め、シワを目立ちやすくします。
夏場だけではなく、年間を通してUVケアをおこなうことが大切です。

UVAは、ガラス越しでも降り注いでいます。
そのため、外出しない日も日焼け止めを塗りましょう。

◇表情筋を鍛える

顔のシワを予防するためには、表情筋を鍛えることが大切です。
表情筋のストレッチとしては、「あいうえお体操」があります。

「あ」「い」「う」「え」「お」と思いっきり大きく口を動かしましょう。
それぞれ3秒間キープします。
このとき、目も大きく開きましょう。

顔のゆがみ・たるみ・シワの原因としては、「顔面筋の緊張、筋力の衰え」「首・肩のコリ」「猫背、噛み癖」「加齢・紫外線などによって起こる水分不足、弾力性の低下」「身体全体のゆがみ」「食生活、ストレス」などさまざまなものが挙げられます。

当院のアプローチとしては、顔・頭・首を全体的にマッサージして筋肉を緩め、リンパを流し、皮膚のたるみを引き上げていきます。

その後、頭、顔の骨一つ一つを動かして、左右差を整えていきます。
必要であれば、背骨の矯正など、その人の身体に合った刺激を入れていきます。

気になるシワの部分には、弾力性を上げるために患部、そして患部にともなう部位へのマッサージ、そして鍼灸施術を中心に顔・頭・首など全体的に施術をして、リフトアップや引き締め、シワ、肌荒れ、ニキビや吹き出物の改善、ターンオーバーを促します。

施術前後に確認をしていただき、患者様自身がおこなう日々の過ごし方もアドバイスしていきます。

私たちに些細なことでも何でもお話ください。

一緒に良い方向を目指していきましょう。