交通事故施術

命が奪われることもある交通事故。

技術の進歩により交通事故件数は以前より減ってきているともいわれていますが、まだまだ後を絶ちません。

小さな交通事故であっても、身体は目にはみえないダメージを受けていることがあります。
交通事故の大小や自覚症状の有無にかかわらず、必ず医療機関や整骨院に相談しましょう。

こちらでは、交通事故のケガの特徴について詳しくみていきます。

交通事故でのケガには、どのような特徴があるのでしょか。

◇交通事故の現状

交通事故はここ数年減少傾向にありますが、年間で30万件ほど起こっているといわれています。
負傷者数も、年間で数十万人に及びます。

偶発的に起こるものであり、いくらご自身で気をつけていても完璧に事故を防ぐことは難しいでしょう。
また、交通事故は予想できないタイミングで起こり得るため、身を守ることができず、重大なケガにつながる場合があります。

◇交通事故のケガの特徴

交通事故では、全身をケガする可能性があります。
特に大きなケガを負いやすい部位は、胸や腕、足などです。

・自動車事故

自動車の運転中の事故では、ハンドルに身体を打ちつけることで胸部のケガが多くみられます。
また、激しく首がしなることで、首を痛めることもあります。

・バイクや自転車事故

バイク・自転車の事故では、足のケガが目立ちます。
ヘルメットを装着しない自転車では、頭部をケガするリスクもあります。

・歩行中の事故

歩行中に交通事故に巻き込まれた場合、足をケガする可能性があります。
また、頭部と腰、腕のケガも多いです。

◇交通事故のケガは痛みを感じにくい理由

交通事故のケガは、痛みを感じにくいという特徴があります。
これは、身体の防衛本能によるものです。

命の危機に直面すると、その状況から脱却するためにアドレナリンが多量に分泌され、一時的に身体能力が向上します。
このとき、痛みを感じる神経の働きが抑制されるため、交通事故直後は痛みを感じにくくなります。

◇交通事故のケガの注意点

交通事故のケガは、痛みを感じないからといって放置してはいけません。
脳出血など重大なケガを負っている疑いもあるためです。
交通事故後は、速やかに医療機関を訪れて検査を受けましょう。

「むちうち」は、交通事故で多くみられるケガの1つです。

交通事故の衝撃にもよりますが、しばらくすると改善する軽度の症状から後遺障害が残る場合まで、さまざまな程度があります。

整骨院では、交通事故のケガに対する施術も可能で、むちうちの症状にも対応しています。

また、むちうちはいくつかのタイプに分けられます。
まずは自分の症状がどれに当てはまるか確認してみましょう。

むちうちは交通事故におけるケガでも非常に多くみられるケガです。
どのようなケガなのか詳しくみてみましょう。

◇むちうちの由来

むちうちは、首にみられるケガの総称です。

首が鞭（むち）を打ったようにしなって起こることから、その名が付けられました。
むちうちは、第一次世界大戦中に、アメリカのパイロットから報告された症状としても知られています。
今日では、主に交通事故をきっかけとして発症することが多くなりました。

◇むちうちの種類

むちうちには、次のような種類があります。

・頚椎捻挫型

首まわりの筋肉や靱帯が衝撃によって引き伸ばされ、部分断裂が起きているものです。
主な症状は、首の痛みと運動制限です。
数ヶ月かけて症状は落ち着いてきます。

・神経根症型

末梢神経の神経根という部分が損傷しているものです。
首の痛みに加えて、腕や手の知覚障害、筋力低下、しびれなどの症状を伴います。

・バレー・リュー症候群型

首を通る自律神経が損傷しています。
頭痛やめまい、吐き気といった自律神経失調症の症状が現れます。
痛みは改善していきますが、自律神経症状だけが残ることもあります。

・脊髄症型

首を通る脊髄が変形した骨などによって圧迫される状態のことです。
手足のしびれや歩行障害を伴います。

◇むちうちの注意点

むちうちは、あとからじわじわと痛みが出てくるケースが多いです。
また、レントゲンでは発見しにくいため、医療機関を訪れても対処できない
こともあります。

整骨院は、レントゲンには映らない筋や靱帯の施術も可能です。
医療機関で検査後は交通事故に遭った旨を伝え、整骨院で対処してもらうこともおすすめです。

車やバイクを購入したことがある方は、自賠責保険について説明を受けた覚えがあるのではないでしょうか。

「自賠責保険」は、交通事故の被害者を守るための保険です。

保険というと医療機関だけで使えるイメージがありますが、条件を満たせば整骨院の施術にも適用されます。

車やバイクに乗る方はもちろん、乗らない方も被害者となる可能性はあります。

自賠責保険がどのような内容なのか一度おさらいしておきましょう。

自賠責保険とは、どのような制度なのでしょうか。

◇自賠責保険の内容

自賠責保険は、交通事故の被害者を救済するために設けられた制度です。
加害者が追うべき経済的な負担を保険で補填することで、基本的な対人賠償を確保します。

自動車損害賠償保障法によって原付を含むすべての自動車に加入が義務付けられおり、無保険での運転は違法となります。

◇自賠責保険の特徴

自賠責保険は物損事故の場合、対象にはなりません。
自動車の運転によって、他人にケガを負わせた人身事故による損害について適用されます。

また、自賠責保険は被害者1名ごとに支払い限度額が定められています。
被害者が複数いる場合でも、それぞれの支払い限度額の範囲内で補償が受けられます。
しかし、被害者に重大な過失があった場合は、過失割合に応じて支払い金額が減額されることがあります。

◇自賠責保険の請求方法

自賠責保険は加害者がまず被害者に損害賠償金を支払い、そのあとに加害者が自分の保険会社に請求することが一般的です。

しかし、被害者であっても、加害者の加入している損害保険会社に直接、保険金を請求することもできます。
一括での請求はもちろんのこと、医療機関や整骨院を訪れるたびに、その都度請求することも認められています。

また、被害者に対する仮渡金制度（賠償金のいくらかを先払いしてらもう制度）も設けられています。
傷害の場合は、その程度に応じて5万円もしくは20万円、40万円が請求できます。

交通事故施術とは、一般的に交通事故を原因とする不調（頚部、腰部の痛み、頭痛、めまい、しびれ、吐き気、目のかすみ、外傷など）を施術することを指し、主に自賠責保険を適用した施術のことを指します。

施術は整形外科でも整骨院でも受けて良いので、両方通院する方が多いです。
基本的に施術費は全額保険会社により支払われますので、患者様自身の窓口での費用やその他の費用(診断書料など)を負担することは原則としてありません。

当院では交通事故によっておケガをされた方のご相談、施術を承っております。
交通事故が原因で「さまざまな症状でお悩みの方」「今現在、他院で治療を受けているが、症状が改善せずにお困りの方」など、電話でのご相談にも応じておりますので、お早めのご連絡お待ちしております。

交通事故は複雑で保険会社との話し合いの内容もよくわからない！という方が多くいます。何でもご相談ください。

交通事故のケガは衝撃が大きく、正常な状態に戻るまでにかなりの時間がかかります。
さらには時間が経ってから症状が出現するケースもあります。
今現在特に症状がないからといって軽視せず、必ずご相談ください。

 

当院では、患者様一人ひとりの痛みや症状の程度に合わせた施術をおこないます。